観の目と見の目 宮本武蔵の哲学

 

 

 

こんにちは♪

うっちゃんです( ̄▽ ̄)

 

今回もトレーニングはやっていないのですが、脚を痛めてから中止していた自重トレーニングをそろそろ再開しようかと考えているところです🤔

痛めているとはいえ可動域も広がってきたので、しっかり準備すれば身体は動くので極真空手をやっている友人とライトスパーをやってきました!

2時間弱で休憩を挟みながらですがかなりのエネルギーを消費した感じがします(`・ω・´)
ライトスパーではいろいろ試しながらやっていたのですがその中で一つおもしろいことを試してみました♪

普段はあまり意識してはいませんが極真の組み手をする時は相手の胸のあたりに目線を合わせて全体を広く見ています!
(相手と対峙したときにどこを見るかを武道では「目付け」といいます)

今回はこの目付けを意識して相手の目を見てライトスパーを行いました!
意外にも目を見ているだけでも相手がどこを狙っているのかや、攻撃しようとしているタイミングなどを感じ取ることができます(^_^)

かの有名な剣豪、宮本武蔵の著した『五輪書』にも目付けについて書かれており
水之巻に

兵法の目付けと云ふ事

眼の付けやふは、大きに広く付くる目也。観見の二つの事、観の目つよく、見の目よはく、遠き所を近く見、近き所を遠く見る事、兵法の専也。敵の太刀を知り、いささかも敵の太刀を見ずと云ふ事、兵法の大事也。

この解釈についていくつか意見があるかと思いますが、私は「観の目」とは観察の観で

物事の状態や変化を客観的に注意深く見ること。

出典:小学館/デジタル大辞泉

全体を観て状態や変化を察知すると解釈します!

対して「見の目」は目で見る視点のこと、焦点を当てて見ることと解釈しました!

視点の位置は合わせるもののその位置を強くは見ずに、視野を広く全体を観て相手の動きの機先を捉えることであると読み解きます!

f:id:utchang:20220407235341j:plain

五輪書』は兵法書であると同時に宮本武蔵という人物が兵法を極めつつ多くのものに触れてきた生涯を通して培った価値観や彼の見つけた真理が書かれている哲学書ともいえます!

この『五輪書』については今後も触れていくことになると思いますが、現代語訳や要約された書籍がいくつもあるのでみなさんもぜひ読んでみてください(^^)

 

ということで今回はここまで!
お付き合いいただきありがとうございました(^^)/